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プリズン・ガール [本]

アメリカの刑務所って、こんなに自由なんだぁとただただびっくり。
ドラッグのディーラーをやっている彼の共犯者として、刑務所に入れられてしまった日本人の女の子が書いたノンフィクション。
日本だって刑務所なんて、全く自分に関係ない世界だと思っていたのに、突然自分の身にふりかかってきたら、それも日本ではなくアメリカで。
まったく想像もつかない世界だが、この女の子は実際に、自分のこととなってしまったのだ。

初めて知るアメリカの刑務所(彼女が入ったのは連邦女子刑務所=FCI)は、おどろくことがいっぱい。
日本の刑務所というと、ドラマやドキュメンタリー番組、それに獄中日記みたいなものを見る限りでは、規律だらけで、自由はほとんどなく常に集団で行動し、作業をし、点呼をされ、というイメージ。
しかし、この本に出てくる刑務所は、食事の時間は自由。
仕事はしなければいけないが、それ以外の時間はテレビを観たり、編み物をしたり、電子レンジでクッキングしちゃったり、なんだか自由。
仕事に直結したものから、趣味的なものまで習い事もいろいろあって、その先生は同じ囚人がやったりする。

しかし、やっぱり刑務所は刑務所という面も。
人種も白人は少なく、アメリカの社会ではマノリティと思われる人種の人たちが多く、トラブルも多い。
気楽に過ごしているようで、幼い子どもと別れて刑務所にいる人、長い刑期を背負っている人、退所後は家族や知り合いと離され行ったこともない祖国に強制送還されてしまう人など、さまざまな問題を抱えている。
囚人同士のトラブルに巻き込まれたらたちまち自由はなくなるし、体調を崩したら十分な介護は期待できず命取りだ。
そんな緊張感があるところは、やはり刑務所。

実際に自分が体験してみたいとは思わないけど、ちょっと刑務所をのぞいた気分になれる一冊。

プリズン・ガール―アメリカ女子刑務所での22か月 (新潮文庫 あ 60-1)

プリズン・ガール―アメリカ女子刑務所での22か月 (新潮文庫 あ 60-1)

  • 作者: 有村 朋美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/07/29
  • メディア: 文庫



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